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藤田学のメールマガジン 第15号 新しい未来 Children First 2021年11月29日 -------------------------------------  もう年末ですね。11月

藤田学のメールマガジン 第15号

新しい未来 Children First

2021年11月29日

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 もう年末ですね。11月27日は、まちカフェマルシェ、オトパで、町田市が誇る地域活動団体のみなさんの活動をめぐりました。

 あらためて、“市民協働のまちだ“を実感することができました。オトパのブースで、20年ぶりの再会もあり、思わず抱き合ってしまいました。お互い涙、その場にいた地域活動サポートオフィスのスタッフの方ももらい泣きされていました。新しい出会いもありました。感謝のひと時となりました。

 さて、出展されていた「中学校によりよい給食とどけ隊@町田」をご紹介させていただきます。市民活動から素晴らしい行政を動かしたエピソードです。

 「町田市の中学生によりよい給食を!町田市の中学校には、小学校のときのような給食がありません。町田市の公立中学校では、希望者にのみ、ランチボックス(=お弁当給食、デリバリー給食)が提供されています。しかし、内容・味・温かさに不満の声が聞かれ、さらに給食利用者がクラスで少数派のために利用しにくい…というような給食らしからぬ状況です。2019年度には、中学生全員を対象とした無料試食会とアンケートが実施されましたが、喫食率は9.6%と向上していません。全員給食を実施していない4自治体(町田・東村山・国分寺・東久留米)の中でも、最低レベルの数字です。一方で、東京都の自治体62のうち、58の区や市では、全員給食が実施(あるいは実施決定)されています。町田の中学校での昼食事情は、きわめて異例と言えます。

 私たちの活動は、町田市の中学生に、みんなが食べたくなるような給食を届けることを目指しています。

 みんなで一緒に、楽しく、おいしく食べられる給食を!家庭による貧困や格差に左右されない給食を!成長期の子どもたちを支える、栄養バランスが取れた給食を!」と、保護者の方々からは全員給食を求める声が相次ぎ、2018年12月の市議会には、2万3000人あまりの署名とともに請願が提出されました。しかし、不採択になっていました。当時、こうした市民からの声をしっかりと受けとめることができなかったことを反省しています。私自身も行政に求めていく熱量が足りませんでした。

 それでも、保護者の方々はあきらめませんでした。私たち議員も心を動かされ、みんなで、中学校全員給食を行政に求めるようになりました。そして、動き出しました。

 昨年は新型コロナウイルスの感染拡大で、生徒の在校時間にばらつきが生じ、大半の学校で給食が提供できない状況も続きました。そして、市長は昨年9月の市議会で「この機会に大きく見直す」と表明。教育委員会は、11月、協議会に新たな提供方式について諮問。諮問を受けた町田市学校給食問題協議会は、今年1月、全員給食の実施を求める答申を提出し、答申では、全員給食は食育や地産地消が推進でき、温かい給食も提供できると指摘し、各校調理の「自校方式」では給食室の建設が難しい学校が多く、一括で調理して食缶などで提供する「給食センター方式」を早期に導入するように要望もされました。

 そして、中学校給食が変わります!2024年度から2025年度に順次全員給食になります!町田市では2021年1月の町田市学校給食問題協議会の答申を受け、成長期の中学生全員にできる限り早期に温かい給食を提供するため、「全員給食・給食センター方式」を導入することとしました。2024年度から2025年度の間で順次スタートする予定です。給食センターは、市内3個所に整備予定。建設候補地として、山崎町の「旧忠生第六小学校」、南成瀬の「東光寺公園」(調整池の上部空間を活用)、鶴川地域は学校統廃合後の学校跡地を活用する前提で、それまでの間は「金井スポーツ広場」に整備することを想定されています。

 まちカフェで、「中学校によりよい給食とどけ隊@町田」のブースでお話しさせていただきながら、こうした市民の皆さんの熱量に敬服と感謝の思いを積もらせていました。そして、議員の一人として、もっともっと聞く力と実現する熱量ももって活動して行かねばと、大切なことを教えていただきました。

 町田の市民協働力はすごいです。私たち議員ももっともっと熱量をあげて、頑張ります。

 

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