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藤田学のメールマガジン 第11号
新しい未来 Children First
2021年10月4日
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長く続いた緊急事態宣言が解除されました。緊急事態宣言中は、政治を志した時から23年継続してきた朝の駅頭報告を自粛していましたが、やっと再開することができます。駅頭は、市政の報告ができることはもちろんですが、行き交う皆さんから、意見や要望、相談も多くいただいてきました。それだけに、コロナ禍では、なかなか市民の皆さんの声を聞くことができずに、感染予防と政治活動のジレンマに悩みながらの日々でした。
 この間、できることして、SNSなどで積極的に情報を発信し、ご相談や要望を多くいただけるようになりました。Zoomなどで、新しいかたちで、意見交換会、会議、シンポジウム、勉強会に多く参加してきました。市の職員の皆さんとも、テレワークを積極的に活用して、仕事をこなしています。
 さて、決算審査もあり、長かった町田市議会定例会も無事に閉会することができました。
 最終日に、議員提出議案により、「都市計画税」を、コロナ禍の影響を勘案し、税率0.3%から0.24%への減税を1年間据え置くことを、全会一致で決しました。また、町田市立小学校の6年生女児が2020年11月、いじめを訴える遺書を残して自殺した問題で、『インターネット上のいじめ抑止に関する意見書』を、全会一致で決しました。定例会は閉会しましたが、引き続き、市民に寄り添い、活動してまいります。
 今議会は、決算認定の私自身、最も大事にしてきた審査もありました。賛成多数で、決算議案を認定して後、所属する健康福祉常任委員会で、決算審査の付帯意見の協議が行われました。
私は、以下15の意見を提案し、おかげさまで全て委員全員の賛同を得て、付することができました。
○一般会計
?成年後見制度の利用促進にあっては、成年後見制度利用促進法の趣旨を十分に理解し、成年後見制度利用促進基本計画を策定し、実現に向けて具体的方策を講じられたい。
?町田市葬祭事業については、事業の在り方が変わったとしても、事業の理念をしっかりと理解し、これまで協力していただいている組合、市内の葬祭事業所などからよりヒアリングするなど調査をし、利用する市民の安心を継続されたい。
?町田市葬祭事業について、新型コロナウイルス感染で亡くなられた方の対応等は、公の事業の責務としてしっかりとされたい。
?障がい者就労継続支援A型、B型事業所への経営的支援の充実をより図られたい。
?高齢者施設のICT化に対する支援を強化されたい。
?高齢者が健康で生きがいを持って生活するための交流の場の提供にあっては、地域で活動する団体等への支援を通して広げる方策を検討されたい。
?生活困窮者(特に女性)に対して、相談体制、支援の充実をより図られたい。
(8)生活困窮者への子どもの学習支援事業にあっては、オンライン学習の支援、特に通信費の補助に対しては、生活援護の方からも検討されたい。
(9)新型コロナウイルス感染対応にあたる職員の健康、メンタルのケアに留意されたい。
(10)新型コロナウイルス感染自宅療養者への対応も含めて、在宅・訪問医療・ 看護の充実のための支援をより一層強化されたい。
(11)自殺予防、コロナ禍で特に増えている女性、子どもへの対策については、 全庁的に連携して、より一層取り組まれたい。
○国民健康保険事業会計
(12)データヘルス計画の見直しにおいて、エビデンス、レセプトデータの分析はPDCAサイクルの重要な根幹となる。分析にあっては、その体制を強化されたい。
○介護保険事業会計
(13)在宅で療養する高齢者の生活を支えるため、医療と介護の連携支援センターの専門スタッフの拡充など体制を強化し、エビデンスや医療、介護 情報の共有化など具体的に仕組みづくり等により取り組まれたい。
(14)認知症施策や介護予防・フレイル予防の推進においては、効果があるとされる社会交流、社会参画の場を地域のボランティア、NPO団体などとの活動と連携、支援をし、より広げられたい。
○病院事業会計
(15)新型コロナウイルス感染防止対策としても、キャッシュレス決済、自動精算機の充実、待合室の混雑緩和対策としてオンコールシステムを導入するなど、早急に改善されたい。

 今回は、コロナ禍で表明化した問題を中心に、その対策を改善も含めて、意見を求めました。第6波に備えての意見でもあります。第6波が来たとしても、医療体制、地域包括ケアシステムをより体制を整えて、飲食店などへの制約などがなく、生活が経済を動かしながら、いわゆるウィズコロナで乗り越えられる対策をあらかじめ備えていくためにはとの議論をさせていただきました。
 緊急事態言言が解除されても、子どもの貧困、女性や子どもの自殺が増えていることは、本当に心配です。一人でも多くの方々に寄り添いながら、これからも活動していきたいと思っています。

学ちゃんの独り言
丹野さん、大切なことをたくさん教えていただきました。『認知症の私から見える社会』丹野智文著 講談社 2021。感謝の一冊です。皆さんにも是非読んでいただきたいです。#学の本箱

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